2019年05月07日
タイトル

 

 サイバーセキュリティTOKYO for Juniorは、将来の情報セキュリティ人材となり得る中学生を対象に、楽しみながら情報システムのセキュリティ対策を学んでもらう場の提供を目的として行う体験型の勉強会です。
 第4回目となる今年のサイバーセキュリティTOKYO for Junior 2019では、ロボットアームをRaspberry Pi3で動作制御するシステムを作製します。そして、様々な妨害に対処しながらロボットアームを遠隔から操作して点数を競うゲームを通じて、セキュリティを学習します。

 

スケジュール

 

【1日目】2019年9月28日(土)

最初に身近な情報セキュリティ対策として、パスワードの大切さを学びます。午後は、Raspberry Pi3にインストールされたLinux系OSを用いてLinuxの基本的な使い方を身に付けます。最後に、Raspberry Pi3のGPIOポートで動作制御するロボットアームシステムを作製します。

9:00-9:20 受付
9:30-9:45 オープニング
9:45-10:30 セキュリティと倫理(保護者同伴)
10:30-10:45 休憩、移動
10:45-12:00 身近な情報セキュリティ対策を知ろう
12:00-13:00 昼食(各自)
13:00-15:30 Raspberry Pi3 をセットアップしよう
Linuxに触ってみよう
15:30-15:45 休憩
15:45-17:15 ロボットアームを制御しよう
17:15- クロージング

 

【2日目】2019年9月29日(日)

ロボットアームを遠隔から操作する簡単なプログラムを作成します。最後に、数々の妨害に対処しながらロボットアームを操作して得点を競い合うゲームを実施し、ゲームを通じてセキュリティを学習します。

9:20 集合
9:30-12:00 ロボットアームの操作に慣れよう
12:00-13:00 昼食(各自)
13:00-16:00 競技
16:00- クロージング(修了書授与)

 

募集要項

 

日時

2019年9月28日(土)~29日(日)
9:30(受付開始9:00)~17:30

場所

東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス(東京都品川区東大井1-10-40)

参加対象者

以下の(1)~(4)に該当する2019年4月1日時点において中学校に在籍する生徒
(1) 宿泊を伴わず、両日とも自宅から東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスに通える者
(2) 1日目の午前に開催される講演「セキュリティと倫理」に保護者同伴で必ず聴講できる者
(3) 「サイバーセキュリティTOKYO for Junior」実施規定を遵守する旨の誓約書・保護者承諾書を提出できる者
(提出していただく誓約書・保護者承諾書のサンプル
(4) 肖像等の使用に関して承諾できる者
(提出していただく肖像権等使用承諾書のサンプル

募集人員

最大20名(書類選考あり)

主催

東京都立産業技術高等専門学校

後援

東京都、警視庁、独立行政法人情報処理推進機構、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、株式会社アールジェイ、株式会社インテック、株式会社インフォセック、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社FFRI、株式会社オプティム、ゲヒルン株式会社、ココン株式会社、Computing Technology Industry Association、株式会社サイバーディフェンス研究所、株式会社シーアイエー、ジェイズ・コミュニケーション株式会社、セコムトラストシステムズ株式会社、ソフトバンク・テクノロジー株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ディアイティ、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ディーゴ、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス、株式会社ハートビーツ、パナソニック株式会社、東日本電信電話株式会社、フォーティネットジャパン株式会社、富士通株式会社、株式会社富士通エフサス、富士電機ITソリューション株式会社、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ラック、株式会社リクルート

費用

無料。ただし自宅から会場間の交通費及び昼食代は自己負担となります。

参加申込

7月12日(金)より受付開始します。

申し込み完了までは2ステップあります。
【ステップ1】申込登録期間中に本サイトの登録ページからWeb登録を行います。登録の最終ページに表示される受付番号を控え、選考書類をダウンロードしてください。
【ステップ2】ダウンロードした選考書類を両面印刷し、自筆で必要事項に記入の上、選考書類提出締切までに郵送してください。

申込登録期間

2019年7月12日(金)~8月19日(月) 10:00
上記登録期間中に本サイトの登録ページからWeb登録を行ってください。

選考書類提出締切

2019年8月26日(月)必着
Web登録の最後にダウンロードした書類を両面印刷し、必要事項を自筆記入して上記提出締切までに郵送してください。

参加者決定

厳正な選考の上、2019年9月2日(月)以降、本サイトに参加決定者の受付番号を掲載します。また、参加決定者には、「サイバーセキュリティTOKYO for Junior」実施規定を遵守する旨の誓約書・保護者承諾書及び肖像権等使用承諾書を郵送いたします。
(提出していただく誓約書・保護者承諾書のサンプル肖像権等使用承諾書のサンプル

FAQ

よくあるご質問はこちらをご覧ください。

留意事項

・参加決定者は、「サイバーセキュリティTOKYO for Junior」実施規定を遵守する旨の誓約書・保護者承諾書及び肖像権等使用承諾書の提出が必須です。
・誓約書・保護者承諾書及び肖像権等使用承諾書は参加決定者及びその保護者がそれぞれ自署し、2019年9月11日(水)必着でご郵送ください。
・申込時に発行される受付番号は参加受付時に必要となりますので、必ず控えてください。
・会場には一般の方向けの駐車場はございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

問い合わせ先

東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス企画調査係
TEL:03-3471-6331 FAX:03-3471-6338 Email:

 

 勉強会の企画、講義シナリオの作成、講義資料の作成、ゲームシステムの開発、ネットワーク設計・構築はすべて東京都立産業技術高等専門学校 情報セキュリティ技術者育成プログラム履修生が行っています。

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開催趣旨

 

 情報システムは、日常生活になくてはならない基盤システムの1つであり、セキュリティ対策なしに首都東京の安心・安全を守ることはできません。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、セキュリティ対策は重点課題の1つとなっています。
 そこで、東京都立産業技術高等専門学校では、首都東京の情報システムの安心・安全を担保する技術者を育成するため、2016年4月より情報セキュリティ技術者育成プログラムを開始しました。
 サイバーセキュリティTOKYO for Juniorは、情報システムのセキュリティ対策の重要さを中学生に体感してもらうために実施するものです。実際に、受講生は簡単な情報システムを構築し、構築した情報システムのセキュリティを高める体験ができます。
 当日は、中学生のみなさんと年齢の近い本校の学生が講師やチューターとして参加しますので、お気軽にご応募ください!

 

以前の実施概要

 

 

 

2019年04月18日

4月14日にICT基礎Lab. for Junior 2019第1回の2日目を開催しました。1日目に参加した中学生全員が受講しました。

2日目は、機材のセットアップから始め、Ciscoルータを用いた動的ルーティングのハンズオンを実施しました。静的ルーティングでは全てのネットワーク経路情報を登録する必要がありましたが、動的ルーティングでは経路情報登録が自動的に行われます。受講生は、LANケーブルでネットワークを接続すると即座に経路情報が登録されることを各自のルータで確認しました。

午後はCiscoルータのDHCPサーバとVLANの機能を設定するハンズオンを行いました。チューターに手伝ってもらいながら、全員全ての作業を行うことができました。

ICT基礎Lab. for Junior 2019第2回「サーバ構築」は5月12日から開催します。

 

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2019年04月11日

4月7日(日)に中学生20名をお迎えして、ICT基礎Lab. for Junior 2019の第1回を開催しました。
本校学生がチューターを務め、受講生はチューターに教えてもらいながらハンズオンを行いました。

午前中は各自、LANケーブルを2本作製しました。8色のケーブルを指定された順に並べてコネクタに固定する細かな作業ですが、受講生は初めてであるにも関わらずほぼ失敗なく作製できました。

昼食後には、Cisco社製ルータをPCと接続してIPアドレスの設定とスタティックルーティングの設定を行いました。隣の受講生のルータとLANケーブルで接続し、ルーティング設定後に疎通できることを確認しました。また、20名全員のルータをLANケーブルとスイッチを使って接続し疎通確認も行いました。

今回の続き(2日目)は4月14日(日)に実施します。

 

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2018年12月05日

2018年12月2日(日)に秋葉原サテライトキャンパスでICT基礎Lab最終回が開催されました。今回は4名の中学生が参加しました。
今回のテーマは前回の続きでメールについてです。前回の復習を行った後、メールヘッダについて学び、実際に送受信したメールのヘッダを確認しました。そして、テキストメールとHTMLメールの違いを学び、HTMLの記述方法を学習してから各自で考えたデザインのHTMLメールを作成しました。作成したHTMLメールは他の受講生に送信し合いました。
最後に本校副校長より、修了証が授与されました。

今回で2018年度のICT基礎Labは終了します。ありがとうございます。
2019年度もICT基礎Labは開催する予定です。このWebサイトで参加募集しますので(2019年4~5 2月頃を予定)、募集開始までしばらくお待ちください。

 

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前半の講師
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後半の講師

 

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受講中の様子
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集合写真(受講生と講師・チューター他)

大きなサイズの集合写真はこちら

 

2018年11月04日

2018年11月4日(日)にICT基礎Labが開催されました。今回のテーマはメールサーバです。メールの仕組みを理解して自分のメールサーバを構築することを目的に学習と演習をすすめました。
メールサーバの構成について、POPサーバとIMAPサーバとの違いについてなど、事前学習した内容を他受講生と共有し、チューターを交えて話し合い発表しました。
その後はラックマウントサーバの電源を入れ、メール転送エージェントPostfix、IMAPとPOP3のサーバDovecot、認証モジュールをインストールしました。午後からは、サーバのPoistfixとDovecotの設定ファイルを編集し、メールアカウントも作成しました。WindowsのメールクライアントThunderbirdの設定画面で、先ほど作成したメールアカウントとサーバの情報を入力し、メールの送受信動作確認を行いました。

次回、最終回は12月2日(日)に秋葉原サテライトキャンパスで開催予定です。

 

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メールサーバに関する議論の様子1
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議論の様子2

 

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疎通確認中
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会場の様子

 

2018年11月04日

10月7日(日)はICT基礎Labの特別回であり、本校で開催された「TMCIT×大和セキュリティ勉強会 in 江戸」の見学を行いました。このイベントは一般の方を対象に、大和セキュリティ勉強会と本校が主催となり開催したDFIR(Digital Forensics & Incident Response)がテーマのコンテストです。
イベントには、全国から情報セキュリティ関係者、参加者、スタッフが多数来場しました。あまり見る機会がないセキュリティイベントの現場の雰囲気、運営の裏側を間近で味わうことができました。

次回のICT基礎Labは11月4日(日)に開催予定です。

「TMCIT×大和セキュリティ勉強会 in 江戸 DFIR忍者チャレンジ」の実施報告はこちら

2018年11月04日

ICT基礎Lab第4回(9/9)を開催しました。

9月9日(日)のICT基礎Lab第4回は、秋葉原ダイビルのサテライトキャンパスで開催しました。
今回はサーバー仮想化について学びました。VirtualBox上でLinuxをインストールし、前回ラックサーバ内に構築したWebサーバ環境を仮想VM上で動作させました。

次回(第5回)は10月7日(日)に開催し、本校で開催される「TMCIT×大和セキュリティ勉強会 in 江戸」を見学する予定です。
第6回は11月4日(日)に開催予定です。

2018年10月10日

大和セキュリティ勉強会と本校主催の「TMCIT×大和セキュリティ勉強会 in 江戸 DFIR忍者チャレンジ」を、2018年10月7日~8日に本校を会場として開催しました。
最初に田中ザック氏(大和セキュリティ勉強会)によるDFIR(Digital Forensics & Incident Response)の講義とコンテストの説明があり、その後に24時間のコンテストが始まりました。コンテストでは、各チーム4~5名からなる20チームでフォレンジック調査を行い、結果報告書とプレゼンの内容を競い合いました。情報セキュリティ技術者育成プログラム履修生もそれぞれ別のチームに加わり、一般参加者に交じってデジタルフォレンジックに取り組みました。
このイベントでは、本校学生が会場のインフラ設計、構築、運用監視を行いました。大きなトラブルもなく、通信事業者のエンジニアの方から高い評価をいただきました。

「TMCIT×大和セキュリティ勉強会 in 江戸 DFIR忍者チャレンジ」
開催日時:2018年10月7日(日) 12:00~18:00、8日(月・祝) 11:00~18:30
開催場所:東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス 2階中央ホール
主  催:東京都立産業技術高等専門学校、大和セキュリティ勉強会
U R L:https://yamatosecurity.connpass.com/event/92888/

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田中ザック氏
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コンテスト中の様子
2018年09月28日

20名の中学生を対象に9月23日と24日の二日間、サイバーセキュリティTOKYO for Juniorを開催しました。
情報セキュリティ技術者育成プログラム履修生が企画、シナリオ作成、システム開発、ネットワーク設計・構築を行い、当日は講師とチューターも務めました。

【一日目(9月23日)】
 最初に、保護者同伴で東京地方検察庁検事の徳竹敬一氏による講演「セキュリティと倫理」を聴講しました。
 ハンズオンの最初には、チームメンバーと打ち解けあうためにアイスブレイクを行いました。その後、情報セキュリティの重要性を学び、監視カメラで使用するRaspberry Piのセットアップを行いました。
Raspberry Piで動作するUNIX系OSの基本的なコマンドを学び、最後にUSBカメラ、サーボモーター、Raspberry Piを配線し、監視カメラを作製しました。スクリプトを実行して監視カメラを上下左右に回転させ、監視カメラが正常に動作することを確認しました。

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「セキュリティと倫理」講師の徳竹氏
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いよいよハンズオンが始まります
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アイスブレイクでペーパータワー作製
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高く積み上がったペーパータワー
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メンバーで考えたチーム名の発表
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突然発表を求められることも...
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Raspberry Piのセットアップ
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USBカメラの映像確認
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サーボモーターの制御回路作製中
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カーソルキーで監視カメラの向き変更

 

【二日目(9月24日)】
 二日目は、午後に実施する競技に先立ち、監視カメラへのリモートログインの方法、監視カメラの遠隔操作を修得しました。また、標的型メール攻撃についても学びました。
競技説明とチュートリアルを通じてゲームの一連の流れを体験し、その後に2時間の競技を行いました。ゲーム内容は、ある会社の監視業務を請け負っている子会社の社員として、親会社に設置された監視カメラを遠隔操作し、親会社に侵入した不審者を特定するものです。ゲームを通じて、参加者はセキュリティ対策を体験しました。最後にゲームの個人成績とチーム成績が発表されました。
クロージングでは、副校長より受講生全員に修了証が授与されました。

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別室(親会社)にある監視カメラにログイン
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別室(親会社)の監視カメラ
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標的型メール攻撃で届いたメール文面を確認中
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競技のチュートリアル
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監視カメラを操作して親会社の不審者を発見
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競技中の様子
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競技システムが稼働しているサーバ
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サーバとネットワークを常時監視
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もうすぐ競技終了
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競技の最終結果(個人成績)
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競技の最終結果(チーム成績)
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全員に修了証が授与されました

 


 ご後援いただきました以下の企業・団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

東京都、警視庁、独立行政法人情報処理推進機構、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会、株式会社インフォセック、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社FFRI、株式会社オプティム、ゲヒルン株式会社、株式会社サイバーディフェンス研究所、株式会社シーアイエー、セコムトラストシステムズ株式会社、ソフトバンク・テクノロジー株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ディアイティ、株式会社ディーゴ、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス、株式会社ハートビーツ、パナソニック株式会社、東日本電信電話株式会社、フォーティネットジャパン株式会社、富士通株式会社、株式会社富士通エフサス、富士電機ITソリューション株式会社、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ラック

2018年09月19日

高専はまだ夏季休業中ですが、学生は9月23日(日・祝)・24日(月・振休)に開催されるサイバーセキュリティTOKYO for Juniorの準備をしています。お楽しみに。

参加される中学生の皆様は、生徒手帳(氏名と中学校名が確認できる身分証明書)を忘れずに持ってきてください。

1日目(9/23)午前中の講演「セキュリティと倫理」は保護者同伴での参加が必須となります。「セキュリティと倫理」に保護者の同伴がない場合は、その後の全てのプログラムを受講できませんので、ご注意ください。また、参加申込書にご記入いただいた「当日参加の保護者」に変更がある場合は、必ず事前にご連絡ください。

 

 

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機器のセットアップ中
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Raspberry Piと監視カメラの構成部品
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最後に実施するゲームのログイン画面