サイバーセキュリティTOKYO for Junior 2020開催報告

10月31日(土)・11月1日(日)の2日間、サイバーセキュリティTOKYO for Junior 2020を開催しました。書類選考を通過した18名の中学生が参加し、サーボモーターの制御を題材に情報システムのセキュリティを学びました。

 一日目の最初は本校客員教授、株式会社アールジェイ代表取締役の石田淳一氏による講演「セキュリティと倫理」でした。参加者は保護者同伴で講演を聴講しました。
 その後会場を移動し、実習を開始しました。まず、パスワードの強度を体感するために、数字、英小文字、英大文字、記号を組み合わせたパスワードを作成し、文字の種類とパスワード桁数により解読時間がどのように変化するかを確認しました。また、パスフレーズを作成して、その解読時間についても確認しました。
 午後はLinuxの代表的なコマンドを使ってみました。そして、サーボモーターを操作するPythonプログラムを作成し、Raspberry Piとサーボモーターを配線し、作成したプログラムを実行してサーボモーターを動かしてみました。

 二日目は、インターネット上の危険を知るために、IPAより毎年公開されている「情報セキュリティ10大脅威」を題材に、身近な情報セキュリティインシデント(事故・被害)について学びました。その後、チームメイキングを行い、競技を行いました。今年の競技はサーボモーターを操作し、流れてくる荷物を指定されたバケットに仕分けるという内容です。参加者は今回学んだ事柄を活用して様々なインシデントに対処し、仕分けを続けました。

 今回は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、これまでとは異なる形での開催としました。毎日の検温や当日の手指消毒など、参加者および保護者の皆様に多大なるご協力をいただき無事に終了することができました。ありがとうございます。

 最後に、ご後援いただきました以下42の企業・団体の皆様に厚く御礼申し上げます。

東京都、警視庁、独立行政法人情報処理推進機構、特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会、中央職業能力開発協会、一般社団法人セキュリティキャンプ協議会、株式会社アールジェイ、アライドテレシス株式会社、株式会社インテック、株式会社インフォセック、SBテクノロジー株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社FFRIセキュリティ、株式会社オプティム、ゲヒルン株式会社、ココン株式会社、Computing Technology Industry Association、株式会社サイバーエージェント、株式会社サイバーディフェンス研究所、株式会社シーアイエー、ジェイズ・コミュニケーション株式会社、シスコシステムズ合同会社、株式会社スカイアーチネットワークス、株式会社セキュアサイクル、セコムトラストシステムズ株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社ディアイティ、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社ディーゴ、トレンドマイクロ株式会社、株式会社日本レジストリサービス、株式会社ハートビーツ、パナソニック株式会社、東日本電信電話株式会社、フォーティネットジャパン株式会社、富士通株式会社、株式会社富士通エフサス、富士電機ITソリューション株式会社、三井物産セキュアディレクション株式会社、株式会社ユービーセキュア、株式会社ラック、株式会社リクルート

 

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講演「情報セキュリティと倫理」
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実習会場の様子
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Linuxコマンドに挑戦
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Pythonプログラミング
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サーボモータとRaspberry Piとの接続
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作成したPythonプログラムを実行してサーボモーターを制御
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インターネット上の脅威を知ろう
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競技のためのチームメイキング・準備
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競技システム(サーボモータの制御スイッチ)
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競技中の様子
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修了証授与